朝ご飯を食べ終わると、パソコンの前に座り、メールやSNSなどを一通りチェックする。それが私の一日の始まり。先日、フェイスブックの中で「おっと、その手がありましたか」と思わず膝をたたいたのは、旧知のAさんが書いていた「庭にミョウガがはえてきた。甘酢漬けにする日が楽しみ」という言葉だ。
 子どもの頃からそうめんの薬味や天ぷら、みそ汁の具、ぬか漬けなど、ミョウガは夏に欠かせない食材だった。でも料理店で焼き魚に添えられているピンク色の甘酸っぱいミョウガ……。何度も食べたはずなのに、私はそれを作ったことがない。
 夫に甘酢漬けの話をすると、「ミョウガ? いっぱいはえているよ」と言い、庭から大量のミョウガを収穫してきた。しかし甘酢漬けレシピがわからない。そういうときはネット検索。便利だ。複数のレシピを調べ、自分流にまとめた。
 きれいに洗って縦半分に切ったミョウガを1分間ゆでてザルにあげる。塩をふってそのまま冷ます。
 鍋に同量の水と米酢を混ぜ合わせて火にかけ、沸騰したら砂糖と塩を加えて好みの味の調味液を作る。甘みを強めに味付けした。冷やす。容器に冷めたミョウガを詰め、冷えた調味液を注ぎ、蓋をして漬ける。冷蔵庫で1か月保存可能だそう。
 収穫したてのミョウガは茶色と緑色が混じった濁色系の色合いだが、ゆでると明るい緑色に、甘酢に漬けると鮮やかなピンク色にと三変化。
 焼き魚、煮魚、細かく刻んで酢飯になどのアドバイスを参考に、色々な料理のおそばにちょこんとはべらせてみたところ、味のマンネリ感を打破する素晴らしい力を持っていることを知った。単体でお皿に盛り付けて食卓に出すと、夫がぽりぽりと大量食いをした。これはいい。Aさん、いいアイデアをありがとう。(イラストレーター、絵も)

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