材料

■リンゴのヨーグルトケーキ(直径18センチの丸型1個分)=写真手前
 リンゴ1/2個/卵2個/薄力粉、砂糖各120g/ベーキングパウダー小さじ1杯/サラダ油70g/プレーンヨーグルト(無糖)130g
■リンゴの海に浮かぶ焼きリンゴ(2人分)=同奥
 リンゴ3個/ハチミツ30g/アーモンドパウダー30g/砂糖60g/シナモンパウダー小さじ1/2杯/バター20g/レモン汁1個分

作り方

 肌寒さを感じる季節になると、旬を迎えたリンゴをオーブンで焼いた甘い香りが恋しくなる。初心者でも作れるリンゴを使った菓子2品を、大阪市の洋菓子店「つくしんぼカフェ」店主の森朋江さんに教えてもらった。
 「どんなに簡単でも、作った人も作ってもらった人も幸せになるのが手作りのお菓子です」と、料理教室の講師も務める森さん。まずは、材料を混ぜ合わせ、生のリンゴをのせて焼くだけというリンゴのヨーグルトケーキから。最初に生地を作る。
 〈ボウルに卵を割り入れ、砂糖を入れて泡立て器で混ぜて溶かす。サラダ油を少しずつ注ぎ入れ、白濁するまで混ぜた後、ヨーグルトを加えて混ぜる。薄力粉とベーキングパウダーをポリ袋の中で合わせ、ボウルに加えて粉気がなくなるまで混ぜる〉
 白濁は、卵の水分と油がよく混ざって乳化したしるし。とろりとした質感になる。二つの粉は、ふるいにかける代わりにポリ袋の口を縛って激しく振れば、空気を含んでよく混ざる。ボウルの縁に付いた粉は少しずつはがして混ぜていくと、ダマになりにくい。
 〈リンゴは芯を取り、皮付きのまま厚さ5ミリに切る。生地を少し残して型に流し入れ、リンゴを並べ、残りの生地を上からかける。180度に予熱したオーブンの下段で25~30分焼く〉
 森さんは、「リンゴはこれより薄く切ると、焼いた時に水分が多く出て生地が水っぽくなるので注意してください。上にかける生地を増やしてもOK。リンゴの食感が変わり、楽しいですよ」と言う。
 ふんわりとした焼き上がりで、リンゴの甘さとヨーグルトの酸味のバランスが良く、いくらでも食べられそうだ。

芯をくりぬいた穴へ、砂糖とバターを交互に指で押し込む

 リンゴの海に浮かぶ焼きリンゴは、すり下ろしリンゴを敷いたおしゃれな一品だ。
 〈リンゴ2個は皮をむいて芯をくりぬき、表面にハチミツを塗る。深皿にアーモンドパウダー、砂糖20g、シナモンパウダーを混ぜ合わせ、リンゴの表面にまぶしつける。開いた穴の部分に、砂糖40gとバターを適当な量ずつ交互に詰めていく〉
 芯をくりぬくには、100円ショップなどでも手に入る芯ぬき器が便利だが、スプーンなどの平たい柄を刺して少しずつ削り取ってもいい。包丁は切れすぎて危ないので使わない。
 「砂糖とバターを詰めた後にシナモンスティックを挿すのもお勧め。風味もよくなり、リンゴの柄のように見えます」
 〈リンゴ1個を皮ごとすり下ろし、レモンの搾り汁を混ぜる。二つの耐熱容器に半量ずつ敷き、穴を詰めたリンゴを1個ずつのせる。180度に予熱したオーブンの下段で50分焼く〉
 すり下ろしリンゴを敷くことで上のリンゴが蒸し焼きにされ、しっとりと仕上がる。アイスクリームを添えると、ぜいたくな気分で味わえる。「どちらも簡単な手順で失敗も少ないです。リンゴ本来のおいしさを味方に、ぜひ作ってみて」と森さんは話す。(野本裕人 撮影)

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